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硫酸亜鉛混濁試験〔ZTT


基準値 2.312U(Kunkel単位)


 [検査データの読み方]

基準下限以下 2.3U以下

[しばしば認める病気]
多発性骨髄腫
(IgABence Jones蛋白骨髄腫など)、低IgG血症 血清蛋白分画、免疫電気泳動法、電気泳動免疫固定法、免疫グロブリン定量。

基準上限以上 12U以上

[しばしばあるいは時に認める病気]
急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、慢性感染症、膠原病、IgG骨髄腫

[次の検査項目] 血清蛋白分画、免疫グロブリン定量。

[どうして異常値が出たのだろう?]
TTT
と合わせて考えると面白い検査、最近はあまりやらなくなったね。蛋白分画があれば解析は簡単。

 免疫グロブリンのIgGと最もよく相関します。A型肝炎の初期(通常、発病第2週から)では、ZTTに比しTTT(チモール混濁試験)のほうが敏感に上昇します。このことがA型肝炎の特徴であります。IgMの増加を反映していると考えられている。IgG型骨髄腫では、TTTは上昇しませんが、ZTTは異常高値を示します。高脂血症では、TTTは上昇しますが、ZTTはほとんど影響を受けない。

[ワンポイントアドバイス]

 日差があり、食後に増加しますカイロミクロンは、わずかでありますが陽誤差を与えるので空腹時に採血をします。



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