症状
心臓がドキドキしたり、脈が欠けたりしませんか。
目の前が真っ暗になり数秒間意識を消失したことはありませんか。
期外収縮は、健常者にもしばしばみられる。しかし、心臓疾患およびさまざまな全身的要因により発生することもある。
期外収縮発生時には、動悸などの胸部不快感を訴えることがある。その一方で、何ら自覚症状がない場合もある。
期外収縮は早期に現れる小さな脈として触れることもある。多くの場合,脈拍が飛ぶ(いわゆる欠滞)を生ずる。
脈拍は欠損しても心室は空うちするので、期外収縮による心音は聴取される。
期外収縮が連発しなければ血圧低下などの循環動態上の異常を生ずることはない。
救急処置が必要な不整脈には,
@意識消失を伴いただちに心肺蘇生をしなければならない広義の心停止状態。
A循環動態に悪影響を及ぼす頻脈性不整脈や徐脈性不整脈。
B心室細動に移行する危険性が高い心室性期外収縮。
である.
頻脈性不整脈 | 上室性期外収縮、洞性頻脈、上室性頻拍、心房細動、心室性期外収縮、心室頻拍、心室粗動、心室細動があげられる。 心室頻拍,心室細動などは緊急処置が必要。 ショック症状、意識消失を認める場合には、直ちに気道確保、血管確保、心臓マッサージを行いつつAEDを用意する。 |
徐脈性不整脈 | アダムスストークス症候群:徐脈あるいは心停止(広義には頻脈を含む)により心拍出量が減少し 脳血流量が低下する結果、失神やめまいをきたす。ペースメーカー手術の絶対的な適応である。 |
運動負荷心電図 | エルゴメーター(室内自転車)にて運動負荷をかけて検査を行います。 冠虚血が基礎疾患として存在しないか、運動負荷耐容能力を検討します。 |
ホルター心電図 | 24時間連続して心電図を記録します。 不整脈の性質を細かく観察し診断します。 |
心臓超音波検査 | 心筋や心臓の弁膜の活動を観察します。不整脈の原因を掴むことが肝要です。 |
異常の検査はすべて当院の外来で行うことができます。