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アストレメヂン



Asthremedin
アレルギー性疾患治療剤
442
【組成】 [注]1号:1アンプル(0.5 mL)中特殊処置を施した家兎の睾丸・皮膚エキス0.2 mL,死滅痘苗0.1 mL,糸状菌エキス0.1 mL,20%ペプトン0.1 mL。pH:6.4〜8.6 浸透圧比:約1
 [注]2号:1アンプル(0.5 mL)中特殊処置を施した家兎の睾丸・皮膚エキス3倍濃厚液0.2 mL,死滅痘苗3倍濃厚液0.1 mL,糸状菌エキス3倍濃厚液0.1 mL,20%ペプトン0.1 mL。pH:6.4〜8.6 浸透圧比:約2

【適応】 気管支喘息,アレルギー性鼻炎,百日咳における頑固なけいれん性咳嗽

【用法】 本皮内注射に対する反応(発赤・腫脹の強さ及び持続時間)には個人差があるため,次の用法・用量に従い治療を行う。反復注射を行い,症状の消失するころをもって中止する
(1)初回は1号0.1 mL(乳幼児0.05 mL)を前腕屈側の皮内に注射し,発赤,腫脹の程度を調べ,過敏反応のないことを確認する。皮膚の発赤は通常3日間位持続する
(2)発赤が消失するころ次回の注射を行う。初回注射による発赤の大きさが治療のために必要な大きさ(最大直径約50 mm,乳幼児約30 mm)に達しなかった場合には,次回から注射液量を0.1 mL(乳幼児0.05 mL)ずつ,適宜増量。注射間隔は通常3ないし7日で前回の注射による発赤が完全に消失しないうちに次回の注射を繰り返し,発赤が常に持続するようにする
(3)1回の注射液量の上限は0.5 mL(乳幼児0.3 mL)とし,1号で反応が弱い場合には2号を使用する

【注意】
(1)副作用:総症例2,481例中,副作用が報告されたのは17例(0.69%)で,主なものは軽度の発熱・微熱0.20%(5件),注射部位のそう痒0.16%(4件),喘息発作の誘発0.12%(3件)であった(再評価終了時)
 ・0.1〜5%未満・0.1%未満
過敏症(注)・発熱・微熱,喘息発作(喘鳴,咳嗽等)の誘発・全身そう痒
注射部位・そう痒・硬結,水疱
その他・熱感,所属リンパ節の腫脹
(注)症状が発現した場合には中止し,適切な処置を行う

(2)妊婦,産婦,授乳婦等への投与:妊婦又は妊娠している可能性のある婦人及び授乳中の婦人には,治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にだけ投与する[妊娠中及び授乳中の投与に関する安全性は確立していない]
(3)小児等への投与:未熟児に対する安全性は確立していない
(4)適用上の注意
(a)投与経路:必ず皮内だけに注射する
(b)投与部位
(ア)注射部位は健常な皮膚を選ぶ
(イ)同一部位に注射を続けると発赤・腫脹等の反応が変化するので,上腕ないし大腿の皮膚に部位を変えて注射する
(ウ)注射部位の発赤・腫脹の程度には個人差があるので用法・用量に留意する
(エ)注射部位にかゆみをおぼえることがあるがかかないように指導する
(c)その他
(ア)所属リンパ節に軽度の腫脹をみることがあるが通常1カ月以内に消失する
(イ)懸濁液であり,薬液の混濁,浮遊物及び沈殿物は品質上問題ない
(ウ)使用前によく振り混ぜる
(エ)他の薬剤と混合しない
(5)遮光保存

【作用】
(1)臨床成績:オープン群間比較法による臨床試験報告3編を含む16編の適応疾患の有効率82.1%(1,047/1,276)で,気管支喘息85.4%(916/1,073),アレルギー性鼻炎57.5%(92/160),百日咳における頑固なけいれん性咳嗽90.7%(39/43)
(2)薬効薬理
(a)アセチルコリン吸入による気道狭窄の抑制:アセチルコリン噴霧吸入から呼吸困難症状発現までの時間は,本剤をモルモットに投与24時間後の試験で,有意に延長
(b)全身性アナフィラキシー反応発現の遅延:卵白アルブミン感作モルモットで,再感作時に起こる全身性アナフィラキシー反応,殊に呼吸困難発現時間を有意に延長

【添付文書】1998年12月改訂


【製品一覧】
採用 編集 製品名 会社名 規格単位 薬価 1日薬価 規制 薬価コード 製品英名 製品メモ
非採用 未編集 アストレメヂン1号 日本臓器 0.5mL1管 78.00 4420400C1025 Asthremedin
非採用 未編集 アストレメヂン2号 日本臓器 0.5mL1管 106.00 4420401C1020 Asthremedin

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