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食事療法のメニュー



このホームページを訪れた方は、どこか健康不安があっていらっしゃったのでしょう?いろいろな食事療法はとても大切ですが、その前に共通して大切なことがあります。それはタバコを吸わないことです。すべてのケースに最悪の結果をもたらすのがタバコです。まず、タバコをやめてから、健康相談をしてほしいと常々思っています。以下に述べるすべての食事治療を行う前に、知ってほしい健康の秘訣、それは禁煙です

だれがこんな危険なものを作り、売り、利益を出しているのか?検索エンジンでいらしゃった方は、こちらからトップページへどうぞ!

 


高コレステロール血症の食事療法


高脂血症は、血液中に含まれる脂質が正常範囲をこえて増加した状態をいいます。


高脂血症                                                  

コレステロール値が高い   ・・検査値:220mg/dl以上

中性脂肪の値が高い        ・・検査値:150mg/dl以上

・コレステロール値と、
 中性脂肪の値の両方が高い ・・検査値:両方ともに上記以上

高脂血症は、血管合併症(動脈硬化症、狭心症、心筋梗塞など)の引き金になりやすいので、これらの発症防止のためにも食事療法が必要です。

食事療法のポイント

コレステロールを多く含む食品(卵黄・魚卵・レバー・モツ)は控えましょう。
コレステロールは、体にある程度必要なものですが、高脂血症の人は食品からのコレステロールを1日300mg以下になるようにします。
食品中のコレステロール値を参照)
コレステロールは動脈の血管壁にたまります。

暴飲暴食はやめましょう
食べ過ぎに注意しましょう。
食べ過ぎは、血中コレステロールを高めます。高コレステロール血症の人には肥満の人が多く見受けられます。肥満の人は体重を減らすことで血中コレステロールは低下します。標準体重を守ることが大切です。

甘いもの、タマゴ製品、マヨネーズには注意しましょう

・標準体重の算定方法(成人の場合)
標準体重=身長(m)×身長(m)×22      (例)身長170cmの場合 1.7×1.7×22=63.6kg

・肥満度の判定方法
肥満率(%)= {(本人の体重)−(標準体重)} / (標準体重)       標準体重の±10%以内が正常です


食物繊維を多めにとりましょう。
食物繊維は、コレステロールの排泄を促してくれます。特に、水溶性の食物繊維には血中コレステロール低下作用があります。

脂肪は質と量を考えてとりましょう。
動物脂、植物油、魚油にはそれぞれ異なった脂肪酸が含まれています。動物脂には飽和脂肪酸が多く、植物油や魚油には多価不飽和脂肪酸が多く含まれています。飽和脂肪酸は血中コレステロールを上昇させ、多価不飽和脂肪酸は低下させる作用があります。又、オリーブ油やなたね油に多い一価の不飽和脂肪酸も血中コレステロールをやや低下させる働きがあります。これらの脂肪酸を過不足なくとることが大切です。高コレステロール血症の人は、植物油や魚油を多めにとるようにしたいものです。

・脂肪酸の摂取割合
  飽和脂肪酸 : 一価不飽和脂肪酸 : 多価不飽和脂肪酸※
     1       :      1.5      :         1

※植物油に多いリノール酸、リノレン酸など=4

    魚油に多いエイコサペンタエン酸、デコサヘキサエン酸など=1 をめやすに!


タバコはやめましょう。
コレステロールには善玉と悪玉があります。善玉が一定量(40mg/dl)以下になると動脈硬化を起こしやすくなります。
喫煙は善玉コレステロールを減らす原因となります。
コレステロール値の高い人は禁煙が望まれます。


食品中のコレステロール量

食 品 名
使 用 量
(可食量g)
目安量
コレステロール
含有量(mg)
食 品 名
使 用 量
(可食量g)
目安量
コレステロール
含有量(mg)
鶏レバー 60   222 茹たこ 80 足1本 72
豚レバー 60   150 車えび(養殖) 50 中2尾 95
牛レバー 60   144 しらす干し 10 大匙2 25
鶏手羽肉 100   110 いか塩辛 10 大匙1 23
鶏もも肉(皮付) 100   95 あさり 20 中10個 11
鶏むね肉(皮付) 100   80 しじみ 5 中10個 4
鶏ささ身 70 2枚 39 かき(貝) 50 5個 25
いか 185 中1杯 555 さざえ 30 中1個 51
あまさぎ(骨含) 100   190 鶏卵 50 中1個 235
うなぎ蒲焼 60 中2切 144 卵黄 18 中1個 234
たらこ 35 1/2腹 119 プロセスチーズ 40 2枚 32
ししゃも(生干) 40 2尾 104 生クリーム 15 大匙1 18
きす 60 中2尾 60 バター 10 大匙1 21
すずき 60 中1切 45 カステラ 35 1切 67
とびうお 80 1/2尾 48 ケーキドーナツ 55 1個 61

 

 

 

 


                                          (科学技術庁資源調査会編の成分表による)

食品中の食物繊維
食物繊維には、不溶性食物繊維水溶性食物繊維があります。
水溶性食物繊維は血清コレステロール低下作用が高いとされています。

食 品 名
使 用 量(可食量g)
目安量
水溶性食物繊維
含有量(mg)
食 品 名
使 用 量
(可食量g)
目安量
水溶性食物繊維
含有量(mg)
フランスパン
100
 
0.9
干ぴょう水煮
70
小皿1
1.0
茹そば
150
1袋
1.2
ごぼう水煮
50
 
2.8
えだ豆(生)
25
15さや
0.9
春菊(茹)
60
小皿1
0.7
大豆もやし
60
 
0.4
切り干し大根
15
小皿1
0.5
きなこ
6
大匙1
0.1
ブロッコリー
50
1/4株
0.5
大豆煮豆
60
大匙3
0.8
ほうれん草(茹)
60
小皿1
0.5
糸引納豆
80
大匙4
1.8
らっきょう甘酢漬
30
中3粒
0.5
さやいんげん(茹)
50
5さや
0.3
みかん
90
中1個
0.7
グリンピース
30
大匙3
0.2
干柿
40
中1個
1.5
オクラ(生)
20
2個
0.3
抹茶
5
1人分
0.3

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 



高血圧の食事療法


血液の分類

WHOの定義
・正常値・・・・最高血圧〜140oHg・最低血圧〜90oHg
                 両方ともこの範囲内にあること。

・境界型・・・・最高血圧140〜150oHg・最低血圧90〜95oHg
                 一方でもこの範囲にあること。

・高血圧症・・最高血圧150oHg 〜・最低血圧95oHg 〜
                 一方または両方が、この範囲内にあること。

※境界型は、正常を少し上回ったというより、高血圧症の一部と考えられています。

食塩感受性と非感受性高血圧

・食塩感受性高血圧の患者さんは
食塩摂取により容易に血圧が上がるが、減塩食が有効です。
従って、減塩療法は大きな意義をもっています。(本能性高血圧の約1/2〜1/3にあたる。)
食塩摂取量は1日6g前後としましょう。

・食塩非感受性高血圧の患者さんは
食塩を摂取しても必ずしも血圧が上がらない。減塩のみによる直接的な降圧効果は期待できません。
ただし、減塩によって降圧薬の作用が増強するとされています。
食塩摂取量は1日8g前後としましょう。

塩辛いものを避けるんじゃなくて、薄味を楽しむ習慣を付けよう

治 療

・高血圧の原因となった生活改善(食生活を含む)をします。
・生活改善と同時に必要に応じ、医師の指示によって薬物を利用します。

※BMI(body mass index)を利用した標準体重の算出

・標準体重の算定方法(成人の場合)

 標準体重=身長(m)×身長(m)×22
 (例)身長160cmの場合 (標準体重)
 1.6×1.6×22=56.3kg

・肥満度の判定方法

 肥満率(%)=(本人の体重)−(標準体重)/(標準体重)
  標準体重の±10%以内が正常。


食事療法のポイント

高血圧の人にとって、食生活は重要な意味をもっています。
適正な食生活をしていくことが大切です。食事療法では、減塩によるナトリウムの制限が最も重要です。
でもそれだけでは駄目です。
下記のことを参考に自分の現在の食生活を分析し問題点を改善しましょう。

・食事は1日3回規則正しく食べる。
・減塩でナトリウムを制限する。
 
下記の減塩の工夫、調味料の塩分量等を参考にして下さい。
・バランスのよい食事をとる。

下図の6群からまんべんなく食べることが大切です。特に次のことに注意して食べます。

6つの基礎食品

  1.魚、肉、卵、大豆
  2.牛乳、乳製品
  3.緑黄色野菜
  4.その他の野菜、果物
  5.穀類、砂糖、芋
  6.油類

・食事は適量食べるようにしましょう!
肥満者には高血圧者が多く、減量により血圧が低下します。標準体重を目安とします。

・たんぱく質は十分食べましょう!
たんぱく質の不足は、高血圧から脳卒中に進展する割合が高まります。
たんぱく質を十分とっている食塩による血圧上昇作用が抑制されます。
※魚、肉、卵、大豆製品等の良質なたんぱく質を食べましょう。

・油は植物油又は魚油を主にとりましょう!
これらの油に多い多価不飽和脂肪酸には、血圧低下作用があります。
動脈硬化を促進するコレステロールを低下させるためにも有効です。
いずれも新鮮な材料を使うことが大切です。

・カルシウムやカリウムを積極的にとりましょう!
カルシウムやカリウムは、食塩中のナトリウムによる血圧上昇作用を抑制する働きをもっています。
※カルシウムは、牛乳 ・乳製品・豆腐・緑黄色野菜で。
※カリウムは、新鮮な野菜・果物で、野菜は1日1皿は生野菜で。

・食物繊維をしっかり食べましょう!
食物繊維にはナトリウムを包込み糞中に排泄する作用があります。そのことが、食塩による血圧上昇作用を
ある程度抑制します。又、便通もよくします。

・アルコールはほどほどにしましょう!※日本酒なら1日1合まで、ビールなら中びん1本とします。
※週に1〜2日は休肝日(飲まない日)をもうけるようにします。

・食事はゆっくり楽しく食べましょう!
食事はストレス解消の場です。おいしく楽しく食べましょう!

もぐもぐ、よくかんで、食事を楽しみましょう


減塩の工夫

・新鮮な材料、旬の食品を選び材料の持味を生かして調理する。

・香味野菜や香辛料を上手に使って味にアクセントをつける。

・柑橘類や酢の酸味を利用する。

・だしを濃くする。

・油を料理に使って、油の風味で味をカバーする。

・焼物で香ばしさを利用する。

・食塩を効果的に使う工夫をする。
  1つの料理に重点的に味付けする、食卓で自分で味をつける等。
減塩食品にだけ頼るのはだめ
・調味料は計量して使う習慣をつける。

・その他
    ・料理のかくし味にも注意しましょう。
    ・外食や市販そう菜は以外に塩分が多いものです、気をつけましょう。
    ・加工食品、漬物、汁もの等塩分の多い食品はひかえめにしましょう。

食品に含まれる塩分量 >重量・食塩量=g

食 品 名
目 安 量
重 量
食塩量
食 品 名
目 安 量
重 量
食塩量
食パン 6枚切1枚 60 0.8 まぐろ油漬缶 小1/4缶 11 0.1
うどん(茹) 1玉 250 0.8 赤貝味付缶   33 0.7
中華そば(茹) 1玉 170 0.2 ロースハム 2枚 30 0.8
インスタントラーメン 1個 100 6.4 チーズ 三角ベビー1 28 0.8
カップラーメン 1個 95 5.3 たくあん 薄切2切 20 1.4
あじ開き 1枚(60g) 42 1.3 うり奈良漬 小うり2切 20 1.0
めざし 小2尾 12 0.4 らっきょう漬 中2個 10 0.2
しらす干 小匙1杯 6 0.7 梅干 中1個10g 6 1.2
うなぎ蒲焼 2切 70 0.9 福神漬 大匙1杯 10 0.8
板かまぼこ 2切 30 0.8 のり佃煮 大匙1杯 5 0.5
さつまあげ 1個 50 1.3 昆布佃煮 大匙1杯 15 0.5
練りうに 小匙1杯 15 1.8 ポテトチップス 10枚 10 0.1
いか塩辛 小匙1杯 20 2.3 塩せんべい 3枚 30 0.4

 

                

 

 

 

 

 

 

 

※重量=正味量

うす味で長生きを楽しみましょう!

一般食堂・料理店の食塩量

料 理 名
目安量(分量)
食塩量(g)
料 理 名
目安量(分量)
食塩量(g)
親子丼
1人前
4.0
中華風スープ
1人前(200cc)
1.4
カツ丼
1人前
3.0
カレーライス
1人前
4.0
かまめし
1人前
3.0
うな丼
1人前
3.0
ラーメン
1人前
6.0
炒飯
1人前
3.4
うどん・そば
1人前
4.5
やきそば
1人前
5.4
そばつゆ 1人前(500cc)
3.5
サンドイッチ
1人前
2.2
吸いもの
1人前(150cc)
1.0
スパケッティ
1人前
2.4〜3.0
味噌汁
1人前(150cc)
1.5
にぎりずし
1人前
5.0〜6.0
洋風スープ
1人前(200cc)
1.4
いなりずし
4個分
5.0

 





 

 

                                



(厚生省健康増進栄養課編「高血圧者の栄養指導」による)


高尿酸血症・痛風の食事療法


痛風とは...
血液中に尿酸が異常に増え、これが関節等に沈着して炎症発作を起こす病気です。

痛風になりやすいタイプは...
かつては、貴族など暴飲暴食のできる人たちに多発しており、“帝王病”とか“ぜいたく病”と言われていました。
現在では『大食い、酒飲み、行動的』というように“エネルギーの出し入れの大きい人”が、かかりやすい傾向にあります。特に30〜60代の男性の方、ご注意してください。


食事療法のポイント

肥満を解消する
 痛風は肥満者に多く見られ、食事全体の摂取量も過剰気味です。
満腹を楽しむ習慣を捨てましょう
アルコールは極力控える
 アルコールは尿酸の排泄を悪くします.また、高エネルギーのため肥満の原因ともなりかねません。

バランス良く食べる
 1群 たんぱく質源  肉・魚、卵、大豆製品

 2群 ミネラル源  牛乳・乳製品、小魚、海草

 3群 ビタミン源  緑黄色野菜(主にビタミンA)

 4群 ビタミン源 その他の野菜、果物(主にビタミンC) 

 5群 エネルギー源 穀類、芋類(主に糖質)    

 6群 エネルギー源 油脂(植物油・マーガリン)(主に脂肪)

たんぱく質食品はほどほどに!
 過剰摂取は尿酸の産生を増やします。

脂肪と甘い糖は控えめに!
 高脂肪食は尿酸の排泄を悪くします。 また、砂糖、果物に含まれる果糖は尿酸の産生を増やします。

水分は十分にとる
 水分を十分にとることで尿産の排泄量を増やしましょう。

プリン体を多く含む食品は控える
 プリン体は尿酸の材料となる物質です。
  また、プリン体は煮汁やスープ類に溶出しやすいため、これらは控えましょう。

塩分は控える
  高血圧や動脈硬化を合併することが多いので、塩分の多い漬物や加工品、調味料は控えましょう。

食品中のプリン体含有量      ▲ できるだけ控えめに!  ● 控えめに!

食 品 名
1回使用量:g(目安量)
プリン体含有量(mg)
▲い わ し 100(2尾)

94

▲鶏レバー 60

89

▲い か 100(1/2パイ)

81

●豚レバー 60

77

●車 え び 80(4尾)

69

●さ ん ま 100(1尾)

68

●あじ干物 60(1枚)

65

●か き 80(大4個)

64

●牛レバー 60

61

ささ身 80(2本)

54

いわし丸干し 40(2尾)

54

とびうお 80(1/2尾)

53

タコ 80

46

鶏もも 80

44

あじ 60(1尾)

43

豚ヒレ 80

42

牛もも 80

38

きす 60(2尾)

37

豚ロース 80

32

牛ロース 80

31

さば・ぶり 60(1切)

31

あゆ 50(1尾)

29

さけ 50(1切)

26

ほうれん草 80

22

納豆 40(1パック)

21

豚バラ 60

20

大豆 20(大サジ4杯)

17

プレスハム 40(2枚)

11

                         (四訂食品成分表より)

参考PDF)
1)高尿酸血症・痛風の自己管理(PDF1.43MB)をご覧になる方は右アイコンをクリック->「高尿酸血症・痛風の自己管理」へジャンプ

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貧血の食事療法


鉄欠乏性貧血

正しい食事でなおそう貧血
青白い顔を治すと、生活が変わりますよ
鉄は吸収の悪い栄養素です。
普通の食事でもわずか5〜10%程度しか吸収されません。

こんな食事をしている人はいませんか?
・朝食を食べない
・間食をよくする
・外食が多い
・インスタント食品、加工食品に偏っている
・無理なダイエットをしている
  
貧血になりやすい!

食事とは関係なく病気が原因で貧血が起こる場合もあります。
この場合は、原因となる病気を早くなおすことが先決です。

貧血判定基準

正 常 値   血色素(ヘモグロビン濃度)  ヘマトクリット値 

成人男子
     13〜18g/dl         39〜54%

成人女子     
12〜16g/dl         36〜48%

                         (臨床検査法による)


食事療法のポイント

1日3食、規則正しく食べましょう。
  欠食は禁物です。

バランスの良い食事にしましょう。
・主食としてごはん、パン、麺等が用意されていますか?
・おかずの中心に魚、肉、卵、大豆製品等がありますか?
・緑黄色野菜、その他の野菜など野菜類が必ずありますか?
・3度の食事でとりにくい果物、牛乳等も1日の中でとれていますか

必要なエネルギーをとりましょう。
食事量の減少、エネルギーの減少は貧血をさらに悪化させます。

鉄分多く含む食品をとりましょう。
吸収の良い鉄分を含む食品と吸収されにくい鉄を含む食品があります。
・動物性食品の吸収率 15〜25%
・植物性食品の吸収率   2〜 5%

良質タンパク質をしっかりとりましょう。
鉄の吸収を良くする働きを持っています。

ビタミンCを多く含む食品をとりましょう。
良質タンパク質と共に鉄の吸収を良くします。

偏食をしないで、正しい食生活

葉酸やビタミンB12を多く含む食品をとりましょう。
これらは造血作用に必要な栄養素です。

酸味を含む食品を上手に利用しましょう。
酢や梅干し、柑橘類等は胃酸の分泌を良くし鉄の吸収を高めます。

緑茶やコーヒー、紅茶等は鉄の吸収を阻害するため食事中、又、食後すぐに多量にとらないようにしましょう。

インスタント食品、加工食品に偏らないようにしましょう。
とかく栄養バランスが崩れるもとです。

外食の場合は一品ものより定食ものにしましょう。
ラーメンより定食に、ハンバーガーよりランチに

特に女性の場合、思春期から妊娠、出産後も鉄の需要は大きいため気をつけましょう。
    いずれにせよ、おいしい料理を楽しく食べ、食事療法を根気良く続けることが重要となります。


鉄の吸収をよくする食品

・タンパク質を多く含む食品
魚、肉、卵、大豆・大豆製品、乳製品

・ビタミンCを多く含む食品
緑黄色野菜、柑橘類

※植物性食品もこれらと組み合わせると吸収がアップします。

鉄分を多く含む食品
レバー、卵黄、あさり、ほうれん草、ひじき、あまさぎ

造血作用に必要な食品

・葉酸を多く含む食品
レバー、オレンジ、野菜類(キャベツ、ブロッコリー、ほうれん草etc)

・ビタミンB12を多く含む食品
牡蠣、牛・豚のレバー、さば


鉄分を多く含む食品

食 品 名
使用量(g)
目安量
鉄含有量(mg)
食 品 名
使用量(g)
目安量
鉄含有量(mg)
豚レバー
60
 
7.8
しじみ
12(殻付き60)
味噌汁一杯
1.2
鶏レバー
60
 
5.4
あさり
40
中8個
2.8
牛レバー
60
 
2.4
凍豆腐
20
1枚
1.9
卵黄
18
1個分
0.8
糸引納豆
50
 
1.7
あまさぎ
80
5〜6尾
4.0
焼き豆腐
100
 
1.6
まぐろ赤身
60
小1切
1.2
木綿豆腐
100
1/4
1.4
うなぎ蒲焼
70
中2切
0.7
小松菜
70
約2株
2.1
かつおフレーク
50
 
4.0
干しひじき
5
 
2.8
カキ
60
むきみ3個
2.2
もずく(塩蔵)
50
 
3.0

 

 

 



食品接種目安量

魚80g、肉60g、卵50g、豆腐50g

牛乳200ml

緑黄色野菜100g

その他野菜200g、果物150g

ご飯600g、芋60g

油脂15g


胃・十二指腸潰瘍・慢性胃炎の食事療法


消化性潰瘍

胃潰瘍と十二指腸潰瘍のことで、この”消化性”とは胃液中の成分により、胃や十二指腸の粘膜が自己消化され潰瘍が発生することから名付けられました。健康な状態のときは、胃液中の分泌量と胃や十二指腸の粘膜の抵抗力がつり合っていますが、分泌量が多すぎたり、抵抗力が弱まったりしてそのバランスが失われると潰瘍ができます。現在における食事療法は、胃酸の攻撃をおさえて胃壁を守ることにポイントをおいた食事法と、防御力を強くすることに主眼をおいた食事法をドッキングしたものが基本となっています。


食事のポイント

腹八分目かつ空腹予防  

規則正しい食生活を楽しみましょう


好ましい食品


避けたほうがよい食品

一番いけないのはタバコ


蕁麻疹の食事療法


蕁麻疹アトピー性皮膚炎においては食事は重要な増悪因子の一つです。最近の考えでは、あまり厳密な食事療法は必要ないと考えられていますが、症状の強い場合には多少は食事制限したほうが良いでしょう。とくに食後30分〜2時間の間に掻痒が増強する場合には摂食した食事の内容を検討する必要があります。一般に牛乳、卵、大豆などは蕁麻疹を誘発しやすいと考えられていますが、その限りではありません。意外な思い掛けないものが原因であることもありますので、食後に痒みが出たときには、その前に食べた食物をメモしておくことも重要です。


食事療法のポイント

急性期には、梅干とおかゆ程度にして胃腸を休めてください。特に下痢を伴うときは水分摂取程度で対応しましょう。急性期にいろいろな食品を摂取すると、そのときに摂取した食品を感作してしまう可能性があるので、砂糖水(スポーツドリンク)程度で蕁麻疹が引くのを待ちましょう。蕁麻疹が出ているときは、胃腸の粘膜も赤くはれ上がっていると考えてください。以下の慢性期蕁麻疹の注意事項も大変重要です。

慢性蕁麻疹も基本的には胃腸粘膜の乱れにより発症したものですので、胃腸に刺激のある香辛料の強い食物は控えたほうが良いでしょう。またアルコールは、血行を良くして掻痒を増強するので控えたほうが良いでしょう。

ほうれんそう、なす、そば、たけのこ、松茸、里芋、魚介類には仮性アレルゲンと呼ばれる成分が含まれていることがあり、非特異的に掻痒を増強することがあります。魚介類・肉類による蕁麻疹の場合には食物そのものよりも中に存在していた寄生虫のために発症することもしばしばあります。

防腐剤、合成着色料などの食品添加物によっても掻痒や蕁麻疹が誘導されることがありますので注意してください。症状の強い場合にはお菓子などの加工食品の摂食はなるべく控えるようにして下さい。

ときに食品中のサリチル酸誘導体が慢性じんま疹の原因になることがあります。トマト、ブドウなどで掻痒が増強する場合には注意が必要です。魚やエビ・カニなどで蕁麻疹が発生する場合には、調理中に手指に刺激が加わって蕁麻疹様の痒い紅斑が出現することがあります。

調理のポイントとして、生ものは避けることが重要です。同じ食品でも、煮たり蒸したり加熱処理をすることで抗原性が減弱します。カレー粉やからし、わさびなどの刺激物を避けることも重要です。

夕食は消化のよいものを腹八分目にしてください。夜間の蕁麻疹出現が多いことから考えて、チョコレートやアイスクリームなどのデザートも控えたほうがいいでしょう。



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