無痛内視鏡検査
無痛内視鏡検査の概要
当院では、患者さんの負担を軽減するために「無痛内視鏡検査」を導入しています。検査は軽い鎮静剤を注射して行いますが、そのため検査後に30分~1時間ほどの休憩が必要です。時間に余裕を持ってご来院ください。また、検査当日は患者さんご自身の運転を控えていただき、付き添いの方が運転される場合に限り、ご来院をお願いします。
食道・胃・十二指腸内視鏡検査の前処置
- 前日:
- アルコール類を控えてください。
- 夜9時以降は絶食としてください。水やスポーツドリンク(色のついていないもの)、砂糖水、白湯は飲んでも構いません。
- 当日:
- 朝は出来るだけ排便を済ませてください(検尿予定の方を除く)。
- 絶食で来院し、薬、牛乳、ジュース、お茶、コーヒーなども飲まないでください。
検査前の注意事項
以下に該当する方は事前にお知らせください:
- 妊娠中の方
- 緑内障の方
- 心臓疾患をお持ちの方
- 前立腺肥大症の方
- 検査や手術で極度に気分が悪くなった経験のある方
- 麻酔薬、鎮痛剤、ヨード剤、抗生剤などに過敏症のある方
- 血液を固まりにくくする薬を服用している方(バファリン、パナルジン、ワーファリンなど)
- 一週間以内にアスピリンを含む風邪薬を内服した方
検査の手順
- 血圧測定:
- 検査前に血圧を測定します。
- 胃内の泡除去:
- 胃の中の泡を除去する薬を飲んでいただきます。必要に応じてベッド上で2~3分ごとに体位を変えながら泡を消します。
- 喉の麻酔:
- 喉の奥を麻酔しますので、検査終了後2時間は飲食を控えてください。
- 検査後の休憩:
- 検査後30分ほど休憩が必要です。その後、検査結果や今後の治療について説明があります。
早期発見・治療の重要性
早期の癌は自覚症状がないことが多いため、定期的な検査を受けることが重要です。早期発見・治療を目指し、定期的な内視鏡検査をおすすめします。
ピロリ菌除菌後のフォローアップ
ピロリ菌の除菌を行った方でも、胃癌のリスクは完全には消えません。ピロリ菌の除菌後も、胃の粘膜のダメージが残る場合があり、これが胃癌のリスクを引き続き高めます。そのため、ピロリ菌除菌歴のある方は、年に1回の胃内視鏡検査が推奨されます。これにより、早期発見が可能となり、治療の成功率を高めることができます。




